2025年5月14日〜2025年5月17日にかけて、全国の15歳〜49歳の男女で、普段ゲームをプレイする1,084名を対象に「ゲームに関する意識調査」を実施しました。
かつてゲームといえば「一人で遊ぶもの」というイメージが強かったですが、今ではオンラインゲームが当たり前となり、単なる娯楽を超えて人と人をつなぐ交流の場にもなっています。今回の調査では、ゲームを通じて出会った人との交流がどのように広がっているのかを分析しました。
現在4人に1人がゲーム内コミュニティに所属

近年のオンラインゲームには、ギルドやクラン、フレンドグループといった、プレイヤー同士が自由にコミュニケーションできる「コミュニティ機能」が一般的になっており、仲間と一緒に遊べるのも魅力の一つです。
調査によると、ゲーム内のコミュニティについて「現在所属している」と回答した人は25.0%、「以前は所属していた」と回答した人は16.2%となり、現在と過去を合わせた“所属経験あり”では41.2%の結果でした。
ゲーム内チャットが交流の中心

ゲームを通じた交流の方法として最も多かったのは、「ゲーム内チャット・メッセージでのやりとり(複数人)」(42.4%) 。次いで「SNSでの交流」(27.6%)、「ゲーム内チャット・メッセージでのやりとり(1対1)」(27.3%)が続きます。
さらに「外部チャットツールでのやりとり(複数人)」(21.5%)など、ゲーム外へと交流を広げるケースも目立ちます。中には「実際に会う」と回答した人が8.3%となり、一部ではオンラインでの関係が現実の人間関係へつながるケースもあるようです。

特に女性10代は交流の幅が広く、「ゲーム内チャット・メッセージでのやりとり(複数人)」(54.0%)や「ゲーム内チャット・メッセージでのやりとり(1対1)」(37.2%)のほか、ゲーム外での「SNSでの交流」(42.3%)、「外部チャットツールでのやりとり(複数人)」(30.7%)など、ゲーム外でも積極的に交流していることがわかりました。女性20代でも同様の傾向がみられ、ゲーム内外でつながりを楽しんでいる様子がうかがえます。
一方、男女30代以上では全体的に交流の割合が下がり、中でも女性40代は低め。年代が上がるにつれ、ゲームを「一人で楽しむスタイル」にシフトしていく傾向も見られました。
恋愛のきっかけにも?
「ゲーム内で恋愛相手を探したいと思ったことがあるか」という質問には、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と答えた人が全体の16.5%。特に男性20代(28.6%)と女性10代(22.6%)では比較的高い割合を示しました。
とはいえ「まったくあてはまらない」が63.0%と恋愛目的でゲームをしている人は少数派。ただし仲間との交流が深まる中で、友情や趣味を超えて恋愛のきっかけと考えるケースも一定数存在するようです。


まとめ
今回の調査から見えてきたのは、ゲームが「遊び」だけでなく「人とのつながり」を育む場になっているということです。
特に若い世代では、チャットやSNSを活用して交流を広げる姿が見え、オンラインを通じてリアルな友人関係や恋愛に発展することもあると分かりました。
一方で、年代が上がるにつれてゲームを「一人で楽しむスタイル」にシフトしていく傾向もあり、世代ごとにゲームの楽しみ方が異なるのも興味深い点です。オンラインゲームは世代や性別によって「交流の場」にも「個人の趣味」にもなり得る、多面的な存在だといえます。
これからさらに新しい技術も加わり、ゲームを通じた交流はますます多様化していくと考えられます。単なる娯楽としてだけでなく、友情や仲間づくり、さらには人生を変えるような出会いの場としても、オンラインゲームの可能性は広がり続けています。
調査データ詳細
SKYFLAGリサーチを活用したスマートフォン調査
調査対象者:全国15〜49歳男女
実施時期:2025/5/14(水)〜2025/5/17(土)
有効回答数:1,084サンプル
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