2025年5月14日〜2025年5月17日にかけて、全国の15歳〜49歳の男女で、普段ゲームをプレイする1,084名を対象に「ゲームに関する意識調査」を実施しました。
前回はゲームが生み出す新たなコミュニティについて触れ、オンラインゲームは仲間づくりの場として広がりを見せていることがわかりました。しかし、そこから発生した交流にはポジティブな側面だけではなく、多くの”不安”を抱えていることが調査で明らかになりました。
本記事ではゲームを通じて交流するにあたり不安を感じる理由と、プレイヤー同士が安心して交流を楽しむために望まれている仕組みを調査結果とともにご紹介いたします。
不安を感じる理由は“やりとりのトラブル(オンライン)”が最多

どのような理由からプレイヤーは交流に対して不安を感じているのでしょうか。
最も多かったのは、行き違いや雰囲気の悪化など「やりとりでトラブルがあるかもしれないから(オンライン)」で70.5%。次いで「個人情報を伝えることに抵抗があるから」(57.1%)、「やりとりでトラブルがあるかもしれないから(オフライン)」(56.6%)、「犯罪に巻き込まれる可能性があると思うから」(53.9%)が続きます。
また“相手が年齢や性別、容姿を偽っているかもしれない”という不安も3割半ば~4割半ばとなり、オンライン特有の懸念として挙げられます。

性年代別でみると、それぞれに特徴的な傾向がありました。
男性は若年層ほど“相手が年齢や性別、容姿を偽っているかもしれない”という不安が強く、20~40代では年齢が上がるにつれて「やりとりでトラブル(オンライン)」や「個人情報を伝えることの抵抗」が高まります。
女性は全体的に男性より不安を抱く割合が高く、10代では「犯罪に巻き込まれる可能性」、20~40代では「やりとりでトラブル(オンライン)」が最も高い割合を示しました。
「運営への通報・相談」「本人確認」機能をプレイヤーの半数が希望

ゲームで安心して交流を楽しむために望まれている仕組みで多かった回答は「運営への通報・相談機能の充実」(54.8%)、「本人確認制度」(50.6%)で過半数を超える結果に。さらに「レビュー機能」「共通の友人機能」が3割半ばとなり、プレイヤーは不安がある中で「安心して楽しむための仕組み」を望んでいる様子がうかがえます。
まとめ
今回の調査でゲームが人とつながる場として広がりをみせる一方、多くの人が強い不安を感じながら交流している実態が明らかになりました。
理由として多く挙げられたのは“やりとりのトラブル”や“個人情報の扱い”、“犯罪に巻き込まれる可能性”、“性別・年齢・容姿などの詐称”など。同時に“通報・相談機能”や“本人確認制度”といった仕組みへのニーズが高まっており、今後のゲームコミュニティの健全な発展には安全対策の充実が不可欠と考えられます。
プレイヤーが信頼できる仕組みと運営側のサポートが整うことで、ゲームはこれまで以上に人と人をつなぐ場となっていくことでしょう。
調査データ詳細
SKYFLAGリサーチを活用したスマートフォン調査
調査対象者:全国15〜49歳男女
実施時期:2025/5/14(水)〜2025/5/17(土)
有効回答数:1,084サンプル
【調査データの引用・転載について】
本調査データを引用・転載等でご利用いただく際は、必ず「出典:SKYFLAGリサーチ」と明記いただけますようお願いいたします。引用・転載先がWebページ(メディア/ブログ等)である場合には、該当ブログ記事のURLをリンクしてご掲載ください。
報道関係者様による引用の場合、利用・掲載状況の把握のためサービスサイトHPのお問い合わせまでご連絡いただけますと幸いです。
SKYFLAGリサーチについて

広告マネタイズプラットフォームの「SKYFLAG」を導入しているマンガアプリやゲームアプリなどさまざまなサービスで構成される独自のモニタからアンケート回答を取得できるマーケティングリサーチサービスです。
従来のアンケート回収の基盤となっているポイントサイト以外のユーザーからアンケート聴取ができるため、より市場の声に近い調査を行うことができます。
\ポイ活ユーザー以外に聞けるアンケート調査/