旅行の頻度徹底分析!旅行計画への関与との関係は?

旅行は、日常から離れてリフレッシュするための大切な時間です。人々が旅行に行く頻度は、世代や性別、旅行の計画へ関与するのかによってどのよな傾向があるのでしょうか。

2024年10月4日〜10月18日、年に1回以上旅行に行く18〜49歳の男女889名を対象に、「OTAに関する調査」を行いました。本記事では、宿泊を伴う国内旅行、日帰り旅行、海外旅行の頻度を世代や性別、旅行の計画や手配への関与するかどうかによる違いを分析し、各層に見られる傾向ついて詳しく探っていきます。

まずは、性年代ごとに旅行に行く頻度について見ていきましょう。

宿泊を伴う国内旅行の頻度に関して、18~34歳の男性(M1層)と女性(F1層)は比較的高頻度で旅行をする傾向が見られます。

具体的には、M1層では7.3%、F1層では7.6%が「1ヵ月に1回以上」の旅行をしており、また「半年に1回以上」の旅行をする割合はそれぞれ24.9%、27.2%となっています。

一方、35~49歳の男性(M2層)は「1ヵ月に1回以上」が2.6%と、M1層に比べると低くなっており、女性(F2層)では1.3%とさらに低い割合となっています。M2層では、M1層と比較して仕事や家庭の事情により旅行の頻度が減少する傾向がありそうです。

日帰りの国内旅行に関して、18~34歳の男性(M1層)と女性(F1層)は比較的頻繁に旅行をしています。M1層では「1ヵ月に1回以上」が10.7%、F1層では13.8%と高く、「2~3カ月に1回以上」も24.4%、26.3%と定期的に旅行する傾向があります。

一方、35~49歳の男性(M2層)は、M1層と比較すると「1ヵ月に1回以上」が12.0%と頻度はやや高くなっています。金銭的な余裕や時間が生まれることが影響している可能性があるでしょう。一方で女性(F2層)は、F1層と比較すると頻度はやや低くなり、特にF2層は「1年に1回以上」が27.0%で、「行かない」の割合もやや高くなっています。

全体的に、若年層ほど高頻度で日帰り旅行をしており、年齢が上がるにつれて旅行の頻度が少し減少する傾向が見られました。

海外旅行は全体的に頻度が低く、「行かない」と回答する割合も高く、M1層(18~34歳男性)では42.9%、F1層(18~34歳女性)では46.4%、M2層(35~49歳男性)では30.8%、F2層(35~49歳女性)では38.9%が該当しています。

男女共通する全体傾向としては、M1、F1層と比較してM2、F2層は頻度は低くなっており、収入は増えてくる一方で育児など家庭の状況や仕事により、まとまった時間を取ることが難しくなっている可能性があります。

旅行の計画に関与する? × 旅行の頻度は?

あなたはどの程度の頻度で旅行しますか。以下に挙げるそれぞれについてお答えください。
計画や手配はどなたがされますか。それぞれについて最もあてはまるものをお答えください。
※計画関与者:「自分が中心になって計画を立てたり宿や交通手段の手配をする」
        「家族や友人など同行者と一緒に計画を立てたり交通手段の手配をする」のいずれかを選択
 計画非関与者:「家族や友人など同行者が決めることが多く自分は関わらないことが多い」を選択 

宿泊を伴う国内旅行に関しては、計画関与者、計画非関与者いずれに関しても「1ヶ月に1回以上」旅行に行く割合は同程度ですが、「2~3カ月に1回以上」は計画関与者が15.5%、計画非関与者が9.8%となっており、定期的に旅行に行くと回答した人の割合は全体として計画関与者の方が高くなっていることが読み取れます。

一方で、日帰りの国内旅行に関しては、「1ヶ月に1回以上」が計画関与者が12.0%、計画非関与者が4.9%と差があります。計画関与者は、計画非関与者と比較すると、思いつきで弾丸の旅行をすることなどがあり、宿泊を伴う旅行と比較すると時間や費用のハードルが低い日帰り旅行でモチベーションに大きく差が出たのではないでしょうか。

また、海外旅行に関しては、時間や費用のハードルが高い分、国内旅行と比較すると大きな差は見られませんでした。

まとめ

本記事では、人々が旅行に行く頻度に関して、世代や性別、旅行の計画へ関与するのかによってどのような傾向があるのかを分析しました。

若年層は宿泊を伴う国内旅行や日帰り旅行を頻繁に行い、特に18~34歳層(M1層、F2層)は高頻度で旅行をする傾向が見られました。一方、35~49歳層(M2層、F2層)では仕事や家庭の事情が影響していると考えられ、旅行の頻度が減少する傾向がありました。

また、旅行の計画に関与するかどうかは旅行の頻度に大きな影響を与えており、計画を積極的に立てる人々はより頻繁に旅行に出かけているようです。

このように、旅行に行く頻度は性年代などにより違いが見られ、今後の旅行商品やサービスの企画においては、それぞれのニーズや特性を考慮したアプローチが重要と言えるでしょう。

調査データ詳細

SKYFLAGリサーチを用いたスマートフォンWeb調査

調査対象者:全年に1回以上旅行に行く18-49歳男女

実施時期:2024年10月4日(金)〜10月18日(金)

有効回収数:889サンプル

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