スマホ・PC・家庭用ゲームのプレイ頻度や時間は?学生と社会人の楽しみ方を徹底解明

ゲームは今や幅広い世代の日常に欠かせない趣味のひとつです。特にスマホゲームは、近年、多忙な社会人にとっても、学生にとっても、ちょっとした空き時間を楽しむためのコンテンツとなっています。しかし、同じゲームでも、年代などによってその楽しみ方やプレイスタイルには違いが見られます。

本記事では、学生と社会人がスマホゲームをどのように楽しんでいるのか、また、プレイ頻度・時間・時間帯・誰とプレイするのかなどに注目し、その違いをデータから考察していきます。

まずは、家庭用ゲーム、PCゲーム、スマホゲームの順に、プレイの頻度を見ていきましょう。

学生男性の16.6%、女性の9.0%が毎日家庭用ゲームを楽しんでいます。一方、社会人では毎日プレイするのは男性10.9%、女性7.6%にとどまり、それ以下の頻度の割合が男性52.8%、女性68.0%と高めです。

若年層は家庭用ゲームを日常的に楽しむ傾向がありますが、社会人層ではプレイ頻度が比較的低く、限られた時間での娯楽となっています。特に家庭用ゲームはまとまった時間が必要で、忙しい社会人には時間的なハードルがあると考えられます。

PCゲームでは、学生男性の12.7%、女性の4.7%が毎日プレイ。社会人は男性9.3%、女性4.4%とさらに頻度が低く、社会人女性の86.0%がそれ以下の頻度でPCゲームをプレイしているようです。

PCゲームはゲーミングPC等、専用の環境が必要な場合も多く、時間や空間の制約がある社会人にとっては敷居が高く、社会人と比較すると時間の制約が少ない学生の若年層にとっても、コスト面や環境整備のハードルの問題もあり、他ゲームよりは低い数値となっています。

学生男性の66.3%、女性の54.8%が毎日スマホゲームを楽しんでおり、社会人でも男性50.4%、女性47.7%が毎日プレイと高い頻度が特徴的です。

スマホゲームは家庭用ゲームやPCゲームと比較すると、その手軽さから、通勤時間や休憩中にプレイしやすく、学生のみならず、社会人にも日常的な娯楽として浸透していることがわかります。

スマホゲームは、誰と・どのくらいの時間・何時ごろプレイする?

ここからさらに、年々幅広い世代で親しまれるようになっているスマホゲームについて、より詳しい調査データをみていきましょう。

まずは、スマホゲームのプレイ時間を平日(月〜金)と休日(土日祝)で比較して見ていきましょう。

平日と休日で比較すると、学生は休日のプレイ時間が全体的に長くなる傾向が見られます。
平日には1〜2時間プレイする学生男性は27.3%、学生女性も24.2%と高めですが、休日には2〜3時間未満や3時間以上のプレイ割合が増え、さらに「6時間以上」プレイする割合も、学生男性の12.2%、学生女性の16.5%と長時間プレイする人が一定数存在することがわかりました。


社会人も同様に、休日は平日よりもプレイ時間が長くなる傾向があります。特に、休日に関して1〜2時間未満は男性で25.5%、女性で19.9%となり、さらに3時間を超えるプレイが増加しています。6時間以上プレイする割合も休日に増えており、限られた休日にゲームを楽しむ傾向が伺えます。

次に、引き続きスマホゲームに関して、誰とゲームをプレイするかによりプレイ時間にどのような違いが見られるのかについて、見ていきましょう。

平日ではソロプレイが圧倒的に多く、特に1日2時間未満で一人で楽しむ人が多数を占めています。忙しい日常の中で、短い時間で手軽に楽しめるスマホゲームが選ばれていることが分かります。一方、リアル友達やネット友達と一緒にプレイする人も一定数います。

土日になると、ソロプレイの割合は変わらず高く、また、5時間以上など長時間プレイが大きく増え、特にソロプレイ・リアル友達・ネット友達・家族(兄弟姉妹)とのゲームプレイが多いようです。

最後に、引き続きスマホゲームに関して、誰とゲームをプレイするかによりプレイ時間帯にどのような違いが見られるのかについて、見ていきましょう。

平日と休日共通して、20時〜22時頃がプレイのピークで、特にリアル友達やソロプレイが多く見られます。

平日は17時以降に家族とのプレイが増え、仕事が終わった後に家族とゲームを楽しんでいるようです。

休日は朝や昼間のプレイが増え、リアル友達とのプレイは遅い時間になるほど増加しています。また、昼間の家族やネット友達とのプレイは平日と比べ大幅に増加しており、週末の自由な時間でゆっくり人とのゲームプレイを楽しむ人が多い様子がうかがえます。

まとめ

ゲームは学生と30~40代の社会人層で異なる楽しみ方をされています。学生は家庭用ゲームやPCゲームを日常的に楽しむ傾向が強く、特にスマホゲームではプレイ時間が長いようです。

一方、社会人層は家庭用ゲームやPCゲームのプレイ頻度が低く、忙しい平日は短時間で手軽にプレイできるスマホゲームを中心に楽しんでいます。平日・休日問わず、スマホゲームのプレイ時間帯は主に「20時〜22時」に集中しており、平日夜間はソロプレイ、休日はソロプレイも多い一方で家族や友人との共同プレイも増える傾向があります。

特に学生は、休日にプレイ時間が増加し、長時間のプレイを楽しむ傾向が見られました。

調査データ詳細

SKYFLAGリサーチを用いたスマートフォンWeb調査

調査対象者:全国の13歳から49歳の男女のうち、スマホアプリゲームを週に1回以上プレイする人

実施時期:2024年9月6日(金)~9月12日(木)

有効回収数:2,387サンプル

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