スマホゲームは日常的なエンターテイメントとして多くの人々に楽しまれていますが、ゲームを始めるきっかけや、やめる理由はプレイヤーごとにさまざまです。
本記事では、プレイヤーがゲームを始める理由ややめる理由についてのデータをもとに、現在のスマホゲーム利用者の傾向を明らかにしていきます。男女や学生・社会人別の傾向も含め、ゲームに影響を与える要素について掘り下げていきます。
ゲームを始めるきっかけは?
あなたが『スマホゲーム』のタイトルをプレイしようと思うきっかけを教えてください。(いくつでも)
※SNS:X(旧Twitter)/Instagram/TikTok/YouTubeなど
ゲームを始めるきっかけとして、全世代で「友人・知人の紹介」が最も多く、特に学生男性41.3%、学生女性35.6%と高い割合を占めます。また、「ゲームの世界観・キャラクターが好み」が共通して次いでいます。
また、「SNS広告を見て」は特に学生で顕著(男性15.6%、女性22.4%)であり、動画や広告に触れる機会の多さが背景にあると考えられます。
社会人ではSNS広告の影響がやや低下する一方、「WEB上のバナー広告」(男性12.2%、女性17.6%)や「原作が好き」(男性14.3%)といった要因も上位に含まれています。
このように、SNS広告は学生向けの訴求が特に効果的ですが、社会人にはよりターゲットを絞った広告やコラボ施策が有効であると言えそうです。
次に、ゲームをやめる理由について見ていきます。
ゲームをやめるきっかけは?
あなたが『スマホゲーム』のタイトルを辞めてしまうきっかけを教えてください。(いくつでも)
※まだ辞めた事がない方も、仮に辞める場合を想定してお答えください。
「飽きたから」が全世代共通で最も多い理由ですが、その背景は世代や性別によって異なります。
特に学生は「新しい別のゲームへの移行」(男性22.3%、女性22.2%)が目立ち、トレンドに敏感な傾向が伺えます。
対して、社会人では「仕事や学業などの忙しさ」(男性21.8%、女性21.7%)や「ゲーム難易度の高さ」(女性22.4%)が重要なやめる理由となっており、時間的な制約や生活とのバランスが課題となっています。
また、女性は男性に比べ「ゲーム難易度の高さ」や「バグや障害の多さ」が理由として多く挙げられており、つまずくポイントがあるとゲームを中断してしまう傾向が強いようです。
参考:【性別・年代別】スマホゲームのジャンル・タイトル人気ランキング!
まとめ
本記事では、プレイヤーがゲームを始めるきっかけややめる理由についてのデータをもとに、現在のスマホゲーム利用者の傾向を考察しました。
今回の調査から、ゲームを始めるきっかけとしては、全世代共通して上がっていた「友人・知人の紹介」に加え、学生はSNS広告の影響を受けやすく、トレンドや新しい情報に敏感であることが分かりました。また、社会人の特に男性は原作が好きであることが強く影響しているようです。
また、やめる理由においては、全世代共通して「飽きたから」が最も多い理由であるのに加え、学生はトレンドの移り変わりに伴う別ゲームへの移行が目立ち、社会人では生活の忙しさや時間的制約が主要な要因となっているようです。
ゲーム開発者やマーケターにとって、こうした世代ごとのゲームに対する意識は慎重に観察すべきデータです。プレイヤー層ごとの特性を理解し、それぞれのニーズに対応した戦略を練ることが、今後のスマホゲーム市場での成功に繋がるでしょう。
調査データ詳細
SKYFLAGリサーチを用いたスマートフォンWeb調査
調査対象者:全国の13歳から49歳の男女のうち、スマホアプリゲームを週に1回以上プレイする人
実施時期:2024年9月6日(金)~9月12日(木)
有効回収数:2,387サンプル
【調査データの引用・転載について】
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