本記事では、Webアンケート調査（ネットリサーチ）に関する基本的な用語を解説します。
Webアンケート調査（インターネットリサーチ、ネットリサーチ、オンライン調査）
インターネットを利用してデータを収集し、分析する調査手法。
母集団
調査対象者全体のこと。
標本（サンプル）
調査を実施するために母集団から一定数を選びだしたもの。
セグメント
共通の特性や属性を持つ調査対象者のグループのこと。これにより、特定のグループに焦点を当てた分析が可能。
割付
回収する回答数をセグメント別に決めておくこと。
例：20代～40代の男女600名を対象とした調査で、性年代別に均等割付とした場合
回答者数は20代女性100名、30代女性100名、40代女性100名、20代男性100名、30代男性100名、50代男性100名となる。
バイアス
調査結果が特定の方向に偏る現象のこと。
質問の仕方や選択肢の提示方法、回答者の選定方法、調査環境、回答者の心理状態などが調査結果に影響を与える。バイアスをゼロにすることは不可能だが、最小限にすることが重要。
調査手法編
定量調査
数値データを収集し、統計的な分析を行う調査手法。主にアンケートにより大量のデータを集め、数値的な傾向やパターンを明らかにすることができる。
定性調査
何人かの調査対象者の言葉から深い理解や洞察を得るための調査手法。インタビューや観察を通じて、個人の意見や感情、行動の背景を詳しく探ることができる。
アドホック調査（単発調査、スポット調査）
特定の問題や課題に対して一度限りの目的で実施される調査。
定点調査
一定期間にわたり繰り返し調査する手法。時間経過による変化やトレンドを継続的に追跡・分析することが可能。
調査票編
単一回答（SA：Single Answer）
アンケート調査の質問に対し、回答者が一つの選択肢だけを選ぶ形式。
複数回答（MA：Multiple Answers）
アンケート調査の質問に対し、回答者が複数の選択肢を選ぶことができる形式。
マトリクス回答形式
項目と選択肢を縦軸と横軸で組み合わせ、各項目に対し単一回答（SA）または複数回答（MA）をする回答形式。
まとめ
以上、Webアンケート調査に関する基本的な用語をご紹介しました。
基本的な用語を改めて理解し、スムーズに調査ができるよう準備しましょう。
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