アンケート調査の代表性とは?代表性の意味と重要な理由

近年のアンケート調査は、社会や市場の動向を把握するための重要なツールとして位置付けられています。その中でも、マーケティングの担当者が知っておくべき「アンケート調査の代表性」について解説します。

アンケート調査の代表性とは?

マーケティングリサーチにおいて「代表性」とは、あるサンプルが、全体の母集団をどれだけ正確に反映しているかを示します。サンプルの代表性がある場合、そのサンプルから得られる結果は対象者全体を偏りなく正確に反映できている「母集団全体の縮図」のように捉えることができます。

代表性が重要な理由

代表性のあるサンプルを集めることは、調査の質と信頼性を高めるために不可欠です。

せっかく調査を行っても、抽出したサンプルが母集団を表していると評価できない場合、その結果をもとにした施策は期待する効果に繋がる可能性が低くなります。

自社で調査を行う場合はその定量調査において抽出したサンプルが母集団を偏りなく正確に反映できている状態、すなわち「代表性がある」状態になっているかを確認するとよいでしょう。

代表性のある調査をするために必要なこと

では、代表性のある調査とはどのようなことを意識して行えば良いのでしょうか?

ポイントは「バイアス(偏り)」に注目することです。

現代においてはどんな定量調査でも「バイアス」と呼ばれる一定の偏りがあると考えた方がよく、分析する際にはそれぞれのデータが持つバイアスがどのようなものなのかよく理解する必要があります。

例えば、「近年、Z世代と呼ばれる若い世代の人達は節約志向になっている」という調査結果が公表されたとします。ですが、Webアンケートの調査対象はポイントサイトのアンケートモニターが多いため、ポイ活をしている層が調査の対象者となることが多いです。その場合、ポイントをコツコツ貯めている層は節約への意識が強い可能性が高く、このデータがZ世代の母集団を形成しているということは言い切れません。

調査をするうえで、「どこのだれに聞くか」は非常に重要な観点となります。調査結果やデータが持つ背景を意識し、代表性のある調査をしていくことが大切です。

まとめ

アンケート調査の代表性とは母集団全体から抽出したサンプルが「母集団全体」を偏りなく正確に表しているかという程度のことを指します。

これを踏まえて、モニタによって生じやすい偏りを理解し、考慮したうえで代表性のある調査を行うことが非常に重要といえます。

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従来のアンケート回収の基盤となっているポイントサイト以外のユーザーからアンケート聴取ができるため、より市場の声に近い調査を行うことができます。

\ポイ活ユーザー以外に聞けるアンケート調査/